のっち

ストックホルムでワルツをののっちのレビュー・感想・評価

ストックホルムでワルツを(2013年製作の映画)
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てっぺんを目指す!

電話交換手をしながらジャズを歌う一児の母モニカ・ぜタールンドがメジャーデビューをして成功するまでの話。

ジャズは黒人文化だがその音楽性は番人に共通のものであることと、母国語で歌うジャズという要素がマッチしている。
特に良かったのがモニカが父親に普通になれと言われようが世間からどれだけバッシンがされようが自分の強気を崩さないところ。そして娘のことを大事にしていて、娘をそれがわかっていること。アル中でネグレクトなので状態としてはどうかと思うけど、そんなことは感じささない演技だった。
木に登る話と父との和解を描いたラストは感動。高いところからの景色を目指して、それを一緒に見ることができた二人に幸あれ。でも、実際に調べてみるとなかなか壮絶な人材送ってるみたいで…
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