このレビューはネタバレを含みます
「Manners maketh man」（マナーが人を作る）
このセリフは、映画の序盤と終盤になされたパブでのバトルの際に発せられるのですが、最高に痺れます。
全体的には、かっこいいけど、くだらない。でもやっぱりかっこいい。あまりうまく形容できないですが、かっこよさとくだらなさをハイセンスに包み上げた作品でした。アクションも素晴らしいです。
アクションのハイライトは、教会でのバトルロワイアルのシーンでしょう。襲いかかる相手をテンポよく次々に倒していくその様子が圧巻でした。
また、エルガーの威風堂々がBGMで流れる中、人々の頭が次々に爆発していくシーンはあまりにもぶっ飛んでいて思わず笑いました。結構エグいのに、笑いがこみ上げる。……そのシーンを観て感じた自分のそのような感覚をよくよく振り返ってみたら、そこには残酷さと滑稽さが同居しているかのような不思議な感じがありました。不条理を笑い飛ばすってこういうものなのでしょうか。
