「人は生まれた家柄で紳士になるんじゃない。学んで紳士になる。」
とうとう僕も紳士になる時がやってきた。
話題になってた当初は、なんとなく流行りに乗るのも…なんてスカして見てなかったけど、クソおもろい。僕も強い紳士になりたい。
アクションも音楽も最高だし、なかなかのグロもあり得ない展開のおかげでブラックジョークとして楽しく見られる。小道具も真新しいものが多く、シンプルに発想力に驚かされる。
そして何より、階級に対するちょっとした皮肉も入ってて、なんかそういう若干のフレーバー程度の哲学がただのアクションだけじゃない世界観を支えているのがなお良い。哲学ありすぎてもコミカルさが失われてしまうし、絶妙なバランスで神。
華麗に、でもシンプルに。映画全体にその紳士な世界観が行き渡っていて、もう。
エグジーが勾留を解かれるシーンとかまじで紳士すぎるカメラワークで震えた。余計な描写は一切なく、電話とエグジーの困惑した表情をワンカットで見せるだけでストーリーを展開させるあのシーンは紳士の極み。華麗で、シンプル。
もうすぐGW終わるけど、明けの仕事は紳士に片付けてやるぜ。
