【率直な感想】
Manners maketh man.
スーツは紳士の鎧、キングスマンは現代の騎士。
【技術で魅かれたところ】
特になし
【演技で魅かれたところ】
サミュエルの怪演ではなく、マークハミルの懐かしさでもなく、やっぱりコリン・ファースだ。この映画で初めて観たけど、紳士を持で行くと思った。まあこんな暴力的な紳士もなかなか居ないんだろうが(笑)
そしてタロン・エガートンの若さってすごいと思った。私もそんな年寄りではないけど、彼には初々しさと強さを感じた。
【物語で魅かれたところ】
もともとスパイ映画が好きで、007やミッションインポッシブルをよくみていた。007はダニエルのリブートでシリアスな路線になったが、この映画はそれをぶち壊して上をいった気がする。どちらも好き。
監督の趣味と合うのか、キック・アスの展開も面白かった。師の喪失と若者の成長。良いね!
ランスロットもイケイケでピアースブロスナンの007を見ているようで、彼の活躍も見たかったなあ。
ラストの演出も個人的には好き。人の命を何だと思っているのか怒られそうだがこれは娯楽だからそんな細かいことは気にできない…
【どうかと思ったところ】
彼の退場が早すぎだと思う、そしてサミュエルもまたもっと悪役として活躍して欲しかった。何作か後に半分サイボーグになって登場してくれませんかね(笑)