ナチスの残党でアルゼンチン潜伏と言えば僕の中ではアインヒマンが有名なのですが、このメンゲレという奴は知らなかった。
これを観た後でWikipedia読んでたんですけど、とんでもない奴ですねコイツ。エゲツなさではアインヒマンの上を行ってます。
それを知った上でコレを観てたら、もう少し早い段階でサスペンスっぷりが堪能できたのかもしれませんが、いつの間にかサスペンスゾーンに突入していつの間にか終わるので、なんだかよく判らないまま。
実際の出来事に着想を得て肉付けされたフィクションなんでしょうが、題材は面白いのになんとなく遠回しな感じなので、それがリアルさを醸し出していると言われればそう思えなくもないのだけれど、もう少し場面展開をスリリングに出来なかったのかと感じてしまう。
それなりの緊張感はあるけれど。
あと微妙に撮り方が古臭い。
どうせならクラリスvsレクターみたいな感じで、モサドの猛追も交互ににしたら面白くなったと思うのですが。
これイスラエルでは上映出来ないでしょうねきっと。