鯖ピザ

ベン・ハーの鯖ピザのネタバレレビュー・内容・結末

ベン・ハー(2016年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

こんなスポーツ興行あったら熱狂してまうわ。

ローマ人の義弟に家族を引き裂かれたユダヤ人豪族のベン・ハーが、ローマの野蛮なスポーツ戦車レースで義弟への復讐を目指すって話。

ベン・ハーって名前だけは知ってたけど観てなくて、大学の授業で古代ローマ帝国の戦車競争の内容やったときに、昔のベン・ハーがちょっと触れられてたので鑑賞。
授業では、戦車競争と剣闘士の競技っていうショースポーツが、古代ローマ帝国の体制を維持する働きもしてたって話やったけど、確かにこんな刺激的な娯楽を年180日ぐらい興行してたら、夢中になるし憂さ晴らしになるわな。レースのシーンは大迫力やし、当時帝国の下に付かされてた各国の、個性的な選手たちも良かった。
復讐+戦車競争って感じやけど、途中からキリスト教の教えがビンビンになってた。まぁ時代的にそうやもんな。紀元33年って古代ローマ帝国が共和政から帝政になってすぐやし、キリスト教がバチバチに迫害されてた時期やもんね。
なんかそこら辺の知識が新鮮な内に観れたから、結構楽しめた。

まぁ、キリスト教にそんな馴染みないから、ラストにかけての奇跡、和解、愛って流れは違和感が凄かったけどな。そうはならんやろって思ってしまう。
でも、できるだけ人には優しくなりたいもんだ。
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