何なんだ。この登場人物たちは。
主人公・Samが嫌い過ぎる。クソ過ぎた。
自分がJoshだったら絶対に呪っている。
息子が亡くなったのにも関わらず
息子の遺品を捨てようとするってどいうこと。
「何か息子は居ませんでした。」って否定して無かったことにしとるみたいやん。
その上、あたかも自分が作った歌かのように何食わぬ顔でJoshの歌を歌って、
取ってつけたかのような理由でバンドメンバーに弁解と謝罪。
そう、『君が生きた証』をこの親父(Sam)は捨てようとした。消そうとした。
最低すぎる。
しかも、トイレは船の上から。
都合の良い時しかJoshのことを考えない。
そりゃそういう結果にもなるでしょうよ。
皆から嫌われたり怒られたり信頼されなくなる理由も分かる。
あらすじでも「銃乱射事故で」と大きく書いてあるわりに最初の5-10分そこらで銃乱射事故の実態や場面は終了。
以降はずっと、Samの歌やバンドについてが描かれていく。
そして、最後、もう話も終わりがけという時になってようやくまたJoshの話題に戻る。
銃乱射事故、いきなり母親から「息子が起こしたのよ。」なんて言われても全くもって納得は出来ないし、「え、何で?」と逆に不信感を持ってしまったので、そこはやっぱりニュースをSamが見て、葬儀やって終わりっていう流れ作業じゃなくて、ちゃんと事故の経緯とかも見せて欲しかった。
その2年という空白の時間に何があったのかも知りたかった。
否定的なことばかり書きましたが、
船の中での暮らしとか誰も聞いてないと思ったら、1人はしっかり聴いてくれる人がいただとか心温まる場面もしっかりありました。