実在したテキサスの伝説的悪党ウェス・ハーディンの自叙伝にもとづき彼の半生を描いた西部劇。
ロック・ハドソンが主演、ジュリー・アダムがヒロインを演じる。
ジョン・ウェス・ハーディン(ロック・ハドソン)は1853年にテキサス州の田舎町で巡回説教師の三男として生まれ、兄たちは南北戦争に参加し、長兄は戦死、次兄は片足を失う。
一家は戦争孤児の美しい娘を引き取り、やがてウェスは彼女と結婚を約束する。
しかしある日、拳銃の早撃ち芸を父に見つかり、お仕置きとして鞭で打たれてしまう。
反抗心から家を飛び出して酒場でポーカーをするが、賭けに勝った相手に拳銃を抜かれ、早撃ちが得意なウェスは逆に正当防衛で相手を射ち殺してしまう。
ウェスは殺した男の三兄弟に仇として狙われることになり、伯父一家と一緒に牛追いのためアビリーンの町へ旅立つのだが……
血気盛んな青年だったウェスの半生。
正当防衛とは言え人を殺したウェスは逃亡生活を強いられる。
そんな中で牧場を持つ夢を実現し、新たな恋をして子供もできるが、幸せもつかの間、無情な運命が待っています。
そして若き日に自分が犯した衝動的な行動を自分の息子も繰り返そうとするが....
人生は山あり谷ありです。
実話故に奥が深い父と息子の物語で、素敵なロマンスも楽しめる西部劇です。
「昔 二人で馬車に乗ったな 大昔だ 今回は あの時とは違う 帰る場所がある」
「家に帰ろう!」
2022.10 NHK BSPで鑑賞(字幕・横井和子)
2021.11 NHK BSPで鑑賞(字幕)