ちろる

トラッシュ!-この街が輝く日まで-のちろるのレビュー・感想・評価

4.2
流石リチャードカーチスが脚本とあってプロットがよーく練られています。

シティーオブゴッドやスラムドッグミリオネアにあったようなスラム地域で暮らす少年達の逞しさや賢さをかなりテンポ良く描きます。

よくもまぁこんな複雑でわけわからなくなりそうなストーリーを、分かり易く、楽しく、生き生きと描くことが出来るなーと感心するばかり。
今思い返しても 無駄なシーンは全くありません。だから中弛みしないし一気に楽しめます。
これはカーチス脚本のみならずスティーブンダルトリー監督とタッグを組んだから出来た力量なんだなと思います。

ストーリーは街全体の汚職にからむサスペンスであり、子供にも容赦しない辛いシーンも描かれます。
でも皆にみて欲しい。いや、観るべき。

人生を輝かせられるのは自分自身なんだと眩しいほどにキラキラした少年達に教えられた映画でした。
ちろる

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