きゃん

博士と彼女のセオリーのきゃんのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
4.1
天才物理学者として将来を嘱望されていたホーキング博士が難病ALSと闘いながら研究に打ち込む姿、そしてホーキング博士を献身的な愛で支え続けた妻ジェーンの姿を描いた作品。一緒に病気と闘う道を選んだ2人。歳月を重ねるごとに増す試練に強固な愛の力で立ち向かっていく2人。最後に2人が出した結論には考えさせられる。

ALSという難病に直面し、次から次へと悪化していくばかりの病状の中で、諦めることをせず強い意志を持ち、今自分にできることを必死に続けていくホーキング博士の姿にはただただ感心させられる。余命2年からの生命力はすごいとしか言えない。
それができたのも妻ジェーンの献身的な支えがあったからこそ。綺麗すぎるラブストーリーじゃないとこが良い。時には壁に突き当たり、限界を感じ、自身の無力さに打ちひしがれたり。ジェーンも普通の「オンナ」なんだなと現実味を感じられる。
少しずつすれ違いを生じながらもお互いに想わずにいられないホーキング博士とジェーンの愛の形、セオリー。

何と言ってもホーキング博士を演じたエディ・レッドメインの演技には脱帽させられる。段階を追って病気に犯されていく過程を、制限された動きで感情表現をし見事に演じている。アカデミー賞主演男優賞取ったのも納得。笑顔がいいですね。
ラストの巻き戻しの演出が素敵。