ゆうゆ

追憶と、踊りながらのゆうゆのレビュー・感想・評価

追憶と、踊りながら(2014年製作の映画)
3.6

もう触れることも叶わなくなった愛する人の匂いや笑顔の記憶が自分の心の片隅で 決して拭うことのできないシミになり ふとした瞬間に色濃く現れてはたまらなく恋しくて胸がぎゅっとなる瞬間 、、心の拠り所を埋めるように向き合った彼(カイ)のもう一人の大切なひと 異なる言語やそれぞれの人生背景によって備わった価値観の溝は簡単には埋まらないけれど 彼に真剣な愛を注いだもの同士が時間を超え寄り添い踊る苦しみの浄化、計り知れない悲しみを共有し喪失に向き合う過程は やわらかなレクイエムが孤独なふたりを包みこむような繊細なやさしさが漂っていた


ベンウィショーの儚げな憂いは今作がダントツかもしれない♡
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