トッシー

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのトッシーのレビュー・感想・評価

5.0
MCUの中でも
相当大好きなシリーズの第2弾!!!
前作にもまして最高!

おかげでまた、
この、ちょっとバカで優しくて
強くてカッコ良くて

ちょっとバカなあいつらを
さらに大好きになった!!!

そんな本作、力の限り再鑑賞!!!



…可愛げの限界突破。

可愛げマスター
ジェームズ・ガンが
ついに本気になりおったで…

前作から既に、
可愛げが溢れまくってましたけど、
今回、さらに増してます。

もうオープニングからして
可愛さしかない。

まさに
可愛さの暴力。
可愛さの掃き溜め。
可愛さの阿鼻叫喚。

いや、前作のオープニングも
最高でしたよ。

「笑い飛ばす強さ」を持った
主人公の魅力を見事に描き、

瞬時に観客を
物語世界へと引き込む
完璧なオープニングでしたよね。

今回のオープニングはね
前回とはちょっと意味が違うけど

それでもやはり
最高のオープニングでした。

「好きな映画のオープニングベスト5」
…を挙げるとすると、
確実にこれも入ってくるんすよね。

つまり…

『ミスター・ブルー・スカイ』と
外皮が固ったい怪物と
ガーディアンズ・オブ
・ギャラクシーと
ベビー・グルート!!!



ベビー・グルートが
もう、可愛すぎる!!!
ベイビーすぎるっ!!!

僕が今まで観てきた
可愛い系キャラクターの中でも
1、2を争う可愛さですよ!

さすが可愛げマスター
ジェームズ・ガン。

いや、可愛げとか、
もうそんなレベルと違う。

可愛さと、あざとさの化身
いや、権化。
可愛さと、あざとさの大権現。

声がヴィン・ディーゼルとは
思えない大権現。
(吹替では遠藤憲一)

しかも、これは
冒頭からジェームズ・ガンの
意思表示でもあると思いますよ。

哀しみや
トラウマや
苦しさや………

そんな一切合切を
受け止めて

可愛さと、あざとさで
何かもう、色々みんな、
有耶無耶にしちゃうぜ!

これは、
そんなごきげんで可愛い
ベビー・グルートと

その仲間たちの
物語なんだぜ!!!

…って言う
ジェームズ・ガンからの
宣誓の先制パンチな
オープニングセレモニー!!!
やっほう!!!



…後、ドラッグスね!

今回、ドラッグスは外せない!

スキンヘッドの
筋肉ダルマおっさんが
こんなに可愛く見えてくるなんて…

そんな、まさか… ですよ!

前作ではここまでではなかったのに、
本作からドラッグスの可愛さは
確実にブチ上がりましたよね。

見ていて心が
ほんわかするんだよ!

ある意味ベビー・グルートより
可愛いからね。こいつ。

どうしようもない
KYスキンヘッド筋肉ダルマ
………だと思っていたら、
そのKYっぷりも
じわじわ沁みてきて
目がはなせなくなってくる。

やっぱりマンティスの
登場もでかいよね。

マンティス自体も可愛いし
ドラッグスとの
掛け合いが、たまらんのよね。

後に最高のコンビ芸へと
進化してゆく、
2人のその掛け合いも
本作が原点ですからね。

キャラクター同士の化学変化
2人の個性を掛け合わせて
魅力が倍化!
…どころか3倍にも4倍にも!

とにかく全てが
ジェームズ・ガンの手の平の上、

ガーディアンズの面々を
どんどん好きになる方向に
追い込まれて、
逃げられなくなっていく…

そんな最高の第2弾
文句なしで5.0点!!!
やっぱり大好きでございました!!!


★★★★★★★★★★★★★★★★★★
そして、やっぱり
スター・ロードこと
ピーター・クイルについても語りたい!
ヨンドゥについても語りたい!
こっからはネタバレ!
ネタバレギャラクシーなので
この映画を未見の方は
ご注意くださいませ!!!!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★





























































































スター・ロードこと
ピーター・クイル………
やっぱり好きやなあ…

ガーディアンズのまとめ役。
面白くて、頼れるリーダー。
ボケれる、ツッコミ担当。
やる時はやる男、戦闘力も高い。
みんなの父親、と言うか母親かも。

…そんなピーターの実の父親が
今回登場しましたよね。

エゴ。
地球人ではなく天界人。

…てか、惑星。

最悪のヴィランにして、
極大トラウマ級の毒父でした…

ついに巡りあった父親が
あんなんだったら

ちょっとショックが過ぎて
ダンスもできなくなると
思うんだけど、

けど、そこは
ガーディアンズのリーダー!

トラウマも哀しみも苦しみも
全部受け止めて
今回も、笑い飛ばします!

特に秀逸だと思ったのは、あそこよ!

エゴが人の形を捨て
その醜悪でキモい
本体を顕にするあの瞬間…

…初めて本当の父親と対峙する
あの最悪で最キモなあの瞬間、

ヨンドゥとの言い争いの中で出た
スター・ロード = ピーター、
渾身の自虐ボケ!
(あるいはツッコミか…?)

「(ケンカの)ネタなら
まだいくらでもある!
あんな奴が
俺の父親なんだぞっっっ!!!」

確かに!!!!

そら、ケンカのネタもなくならない。
永遠にケンカ続くわ、こんなもん…

…いや、もうここ、
爆笑しましたよね。

しかし、爆笑はしましたけど
よくよく考えると、ちょっと深い。

本当にしんどいことを
笑いに変えて、浄化して
さらに力に変えるって
痛快だし正解だと思うのです。

それができる
心の持ち方とか、
話術とか技術とか
すごく大切だと思うし

ひたすら泣きまくって、
さんざん落ち込みまくっても

最終的に笑いに変えれたら
とりあえずそこは
ひとつ乗り越えられてると
思うんですよ。

だけど、難しいですよね。
なかなか、できないですよね。

しかしながら、
前作からもずっと
そうだったと思うけど

それを事もなく、
瞬間的にやる
ピーターはカッコ良いし
完全なる憧れの的なんですよ。

だから
スター・ロードは
…てかピーターは

僕にとって、
絶対的なヒーロー
なんですよね。

そしてこの部分は、
ガーディアンズの
或いは、ジェームズ・ガンの
基本的な精神性でも
あると思うんです。

もしかしたら、
ジェームズ・ガン自身が
今までそうやって色々と、
乗り越えてきたんかもしれんよね。



…ふざけてるけど、ごきげん。
…バカだけど、しなやか。
…弱いけど、強い。

そんで、ひたすら優しい。

それこそが
ガーディアンズ・オブ
・ザ・ギャラクシーだし、
ジェームズ・ガンだし、
スター・ロードだし、
ピーター・クイルなんですよ!!!

だからこいつら全部、唯一無二!

唯一無二のギャラクシー!

僕も、ああいう局面で、
あんな風に笑いをとれる
余裕と機転と強さと優しさを
常に持っていたいものですよ。

あそこから生まれた
ノリとドライブ感が

ノンストップで
その後の覚醒バトルや
ヨンドゥとの別れを
殊更、盛り上げてくれましたしね。

父と息子をテーマとするなら
今回のヨンドゥなんて
あまりにベタでストレートな
展開だったけど、良かったもんね。

でもそれはやっぱり
ガーディアンズで
ピーターとヨンドゥ
だったからですよ。

他の作品と登場人物だったら
あそこまでグッときたかどうかは
ちょっと分からないもん。



最後になりますが、
そんな素敵な本作
ピーターが母親から
プレゼントされた
カセットテープその2(劇伴)も
相変わらず良いのです。

当然のように
サントラ買ったからな。

だからこの映画
もはやスキのない
面白さなんですよ。

個人的には前作より好き。

MCUとか、
スーパーヒーロー映画とか
アクション映画とか

その辺に全然興味ない人にも
このシリーズだけは
騙されたと思って
観てほしいなあ…

そんな風に思わせてくれる
普遍性がこのシリーズには
あるんですよね。

まさしく、
ジャンルを超えた
ジャンル映画。

MCUの枠にはまらなくても
きっと面白い映画で、
面白い奴ら。

これからもきっと
ずっと大好きなシリーズ!
確定だと思います!!!

2023-21
トッシー

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