ハッピーアイスクリーム

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのハッピーアイスクリームのレビュー・感想・評価

4.7
宇宙のはみ出し者チーム“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の活躍を描いたシリーズ第2弾。リーダーのクイルの出生の秘密を巡り、銀河滅亡を賭けた壮大な戦いを繰り広げるSFアドベンチャー。

あんまり前作は印象に残ってなかったけど、今作は興奮度が高過ぎてどう書いていいか困るくらいめちゃくちゃ面白かった。最高のSFエンターテイメント。劇場で観たかった。

オープニングのバトルだけでも大ボリュームで十分な満足感。圧倒されるほどの美しい映像と激しく立ち回るクルーたちを背後に音楽に乗ってダンスするキュートなグルート。ここのカメラワークがこのシーンだけ何度も観たくなるくらい良かった。
戦闘前にジョークを飛ばし合うのもクール。それぞれがどんなキャラクターかをさりげなく魅せる感じが、挨拶がわりとして最高のオープニングだった。

全体的に戦闘シーンが多いのですが、全員にしっかり見せ場があって、どれもがかっこいい。テイザーフェイス(笑)の散り際も良かったけど、特にヨンドゥとロケットの脱獄がシビれた。もうあの2人が組んだらめちゃくちゃに最強。
あと絶体絶命の状況でテープ探すくだり好き。

アクションだけでなく、話の内容的にも良かった。
物語のテーマとなる家族のかたちや絆。
個人的に親父と息子の絆の物語に弱いので、最後は泣かされました。ワルぶってるやつが最後にいいヤツになるのはズルい。
本作の主人公は彼だったと僕は思います。

“自信がなくてもいい 俺が君を信じるから”
“俺みたいなロクデナシが いい息子をもてたもんだぜ”

本作もまた過去のSF映画や音楽に対するリスペクトや愛がいっぱい詰まった作品。エンドロールで伏線がたっぷりだったので次回作にも期待が高まります(特にスタローン)。

それにしても途中、一瞬出てきたドナ○ド風のアヒルが妙に印象に残った…