いやーーー、面白かった。
こんなに笑えるSF映画だとは。
しかも、手に汗びっしょり。
リドリースコットさん、本当にすごすぎます。
任務中、火星に1人取り残された男。
水なし。
食料なし。
酸素なし。
通信手段なし。
そんな彼が、地球に帰還するために奮闘します。
これだけシリアスな内容なのに、すごくコミカルで、特に序盤は笑えます。
マット・デイモンが、植物学者だという設定がとても効いていて、火星の土で作物を育てたり、水を生み出したり、超奮闘。
火星に孤独なのに、マットデイモンのなんとも言えない童顔おとぼけ顔。クスクスきます。
マットデイモンがゴールデングローブ賞のコメディ部門で主演男優賞を獲ったのも、納得。
でも、シリアスな展開をおざなりしないのがさすがのリドリースコットさん。
ご都合主義ではなく、ちゃんと理論付けて、救出作戦を面白く見せてくれます。
次々と降りかかる難題に立ち向かうのは、マットデイモンだけじゃなくて、NASAチームや火星チームメンバーも奮闘します。
この人たちもとにかく諦めない。
マットデイモンを助けるために、みんな必死だから、すごい見てて胸が熱くなる。
とにかく無理難題を突きつけられる会社のアジア系社長の役の人と、マイケルペーニャがすごく良かった。
ラストはゼログラビティ的な展開で、もう目が離せません。
さらに、随所で流れるディスコミュージックのチョイスが、神がかり的。
SF映画とディスコミュージックの組み合わせがこんなに合うなんて!
でも、マットデイモンのテンションとぴったり。船長のセンス、ありがとう!
エンドロールで、恋のサバイバル使ってくるあたりのセンスの良さ!鳥肌!
「アルゴ」と「ゼログラビティ」を足して、コメディ要素を加えたようなSF映画でした!笑
お腹いっぱい!