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オデッセイのmasaのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
4.0
最近のSFものの傑作を観るのはほんと楽しい。『ゼログラビティ』もそうだが映像がリアルでほんとドキドキする。

原作はアンディ・ウィアーの小説『火星の人』。監督リドリー・スコット。

火星に一人置き去りにされた宇宙飛行士の生存をかけた孤独な奮闘と、彼を救いだそうとする周囲の努力を描く。
宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)は火星への有人探査計画であるアレス3に、クルーとして参加する。火星での探査任務中、大砂嵐に襲われたマークらクルーは、全ミッションを放棄して火星からの退避を決めてロケットへ向かうが、その最中に折れたアンテナがマークに直撃する。クルーたちはマークが死んだと苦渋の判断をして火星上の軌道へ戻り、地球へ帰還するためのヘルメス号に乗って出発してしまう………

火星に一人取り残される…想像できない……
気温-55℃、酸素や水なし、通信手段なし、最大風速400㎞、食料あと31日分しかないというとてつもなく過酷な状況で、4年後のNASAの次の探索ミッションまで生き延びて待とうと決断するマークが凄すぎる。
自分だったら間違いなく諦めて宇宙と一体になる方を選んだだろう。生きる勇気、希望を教わった。

マークだけではなく、地球で彼を生還させようと、チームと科学者たちが衝突しながらも懸命に努力続ける姿、アレス3の仲間たちに感動してしまった。
間違いなくSFの大傑作。
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