このレビューはネタバレを含みます
友情！人生！マイライフ！…みたいな映画はあんまり観ようかなとならないのだけれども終了間近だったので視聴。
いやぁ、ドリュー・バリモアもトニ・コレットも良かったなあ。
特にトニ・コレットはまるで本人そのものがこの映画のキャラクターであるミリーであるかのように錯覚してしまう気すらした。
小学生の時に出会った二人はお互いの全てを知りながら育ち、大人になってからもその友情は続いているのだけれど、ある日ミリーの乳がんが発覚し、それと同時に献身的にミリーのお世話をしていたジェスが、不妊治療の末に妊娠した事を知る、ってお話。
こんな友情は一生ものだね。まさしくミリーにそうであったように、ジェスにとってもそう。
女二人が奔放に青春を過ごし、大人になってそれぞれの生活を過ごし、病気が発覚してからは更に自分に正直に、その所為で衝突したり分かり合えない事に気まずくなったりするのだけれど、こんなに理想的なこの世の去り方ってあるだろうか。
子供の頃から自分が死ぬ時の事を想像してきたけれどすぐに関係を切りたがるタイプには想像のした事のない終わり方だった。いや、むしろおこがましい気すらする。
彼女たちの関係性が羨ましくて、みっともない処も自分勝手な処で呆れさせても許容してしまえるような関係って素晴らしいなあと思う。
来世では愛想よく過ごしたいなあ…。
