またデニーロがぬるいコメディに出てしまったのか…と死んだ目で観に行っただけに(それでもデニーロ新作は劇場で観たいのです)、予想を上回る下品で毒のあるギャグには正直ビックリしました！
後で知ったんですが、監督のダン・メイザーはあの全裸映画『ボラット』とか『ブルーノ』の製作や脚本に関わってたらしいので納得です。
でも後半は"イイ話"にまとめることに終始して退屈でした。どこからどう観てもヒドい話なんだから、ヒドい話のまま見せるほうが絶対おもしろいに決まってるのになあと思います。
この映画は『卒業』のパロディみたいなところも多く、実際パロディポスターを作っているぐらいなんですが、『卒業』も全然イイ話じゃないし、そこがいいのに！と思うんですよねー。
