このレビューはネタバレを含みます
最近やたらと「マルチバース」を使ってくる映画界ですが、MCUからひと足遅れる形でDCにもその影響が波及しています。
本作は意外にも(というと失礼ですが)よくできていて、昨今のマルチバース系の中でもかなり好きな作品でした。
近年こそマーベルに主権を奪われたDCですが、「我々の歴史を見よ!」と言わんばかりのマルチバース世界は圧巻です。
マイケル・キートンのバットマンが見れることは事前に分かっていたものの、やはり驚きはニコラス・ケイジのスーパーマンがこんなところで実現してしまったこと!
まんまと「オタク接待」的なネタに喜ばされてしまったわけですが、そこまでこれ見よがしに見せつけるでもなく、嫌味ない程度に留めているところも好感が持てました。
ラストも意外なところを突かれて、嬉しいサプライズでした。
MCU的なマルチバースの拡大(ドラマ展開)は正直言ってもうついて行くのがキツくなってきたのですが、こういうマルチバースの見せ方なら大歓迎です。