前作ではこんな映像表現ができるのかと心底驚かされましたが、やはりタッチも次元も違うものたちが一緒くたに登場する面白さは健在。しかもそれが世界観を壊すことなく成立していることの凄みに再び感動させられました。
このマルチバースの壮大さと自由さを見せられてしまうと、MCUで見せられているものがまだまだ狭っ苦しいものに思えてきます。
スパイダーマンの物語上の設定を「運命」と位置付けて、その運命のなかで自分の未来をどう切り開くかというテーマも斬新で、常に新しいスパイダーマンに出会えることも見どころです。
これは好みの問題なのですが、「つづく」の形で終わってしまうのは少し残念ではあります。