2007年に創立125年を迎えたベルリン・フィルの125周年フェスティバルと前後して上映された作品です。
ナチス政権下1933-45年のベルリンフィルを描いた エンリケ・サンチェス＝ランチ監督のドキュメンタリー。

素晴らしかったです。
そして ショックもありました。

当時の映像を交え、所属していた楽員（すでに80歳前後）がその記憶を語ります（包み隠さず！）。楽団に含まれていたナチ党員のこと、ユダヤ人団員のこと、 彼らの演奏活動、45年以降の事…。すでに亡くなった方の家族のインタビュー、スケジュール帳からの情報も盛り込まれています。

終戦寸前までプロパガンダとして、士気高揚のため演奏していた彼らに、 私はなぜか「タイタニック」の楽団を重ねていました。 「戦争中に国に残り演奏している罪悪感」を、悲痛な表情で語る老人が印象的でした。

演奏の素晴らしさはもちろん、非常に貴重な記録でもあります。

ヒトラーに酔狂していたドイツ人、降伏直前まで虚栄をはり続けたドイツ軍、戦争が終わったら隠居したかったヒトラー、ただ演奏したかった楽員達…。

第2次世界大戦下のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。

フィルムの指揮者の早い動きって、やっぱめっちゃおもろー

ヒトラー出席せず。

食を楽しんで生きているように、音楽にも同じ力がある。


［痛みははじめのうちだけ　
　慣れてしまえば大丈夫
　そんな事言えるアナタは
　ヒットラーにもなれるだろう］　

• #吹替
• #コンサートマスター

ナチス政権下でのベルリンフィル。当日メンバーだった人を追ったドキュメンタリー。
ベルリンフィルで音楽をやることだけが目的だったメンバーに対して、オーケストラは帝国の宣伝として使われてゆく。
ナチス政権をどう思っていたのか、当時の様子など、、貴重！