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ピースオブケイクのliamのレビュー・感想・評価

ピースオブケイク(2015年製作の映画)
3.4

監督は「色即ぜねれいしょん」の田口トモロヲ。主演は「深夜食堂」の多部未華子、「S-最後の警官-奪還 RECOVERY OF OUR」の綾野剛。他に「日本のいちばん長い日」の松坂桃李、「イニシエーション・ラブ」の木村文乃など。

一人きりよりはいいという安易な理由で男性と付き合ってきた梅宮志乃(多部未華子)は、アルバイト仲間との浮気が発覚しDV体質の恋人からフラれ、バイト先から去ることに。状況を変えるべく引っ越した先で出会った隣に住む人は、新しい職場の店長・菅原京志郎(綾野剛)だった。京志郎に強く惹(ひ)かれる志乃だったが、彼には一緒に住んでいる恋人がいた。

主人公の綺麗な恋愛ではなく、少し汚い恋愛を描いている。男は基本的に志乃を性的な対象としか見てないのがリアルっぽい。志乃も基本的にその場の流れに流されるタイプでこれまたよくいる。

中高生が好きそうな展開ではないだけ観ていてまだ気が楽。少しリアルさを追求している内容の方がイライラせずに済む。たまにリアルさを装った非現実的な映画があるけれど、この映画は基本的にはそうではないのでそこが良かった。

ストーリーは基本的に起伏があまりなく自然に進んでいく。でも最後はかなり盛り上がっていく。まぁ共感できるかは置いておいての話だけど。
恋なんて感覚で始まって理由もなくハマっていくものだというのは凄い分かる。これくらいなんで好きなのか分からない方が長続きしたりするよな。

多部未華子が可愛い。超絶美少女ってわけではないんだけど、愛嬌がある顔なんだよな。
綾野剛もダメ男が合っている。こういうタイプはよく居るしモテるんだよな。

リアルっぽい恋愛映画。
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