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セッションのaihonaのネタバレレビュー・内容・結末

セッション(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

画面の変化と音楽の組み合わせがラ・ラ・ランド!
この監督、エンディングに一捻りあるのがお決まりなんかな?
まだ二作目なので追っていきたいと思います。
ラ・ラ・ランドも人生。って感じの終わり方やなって思ったけど、この作品も人間。って感じの展開やな、、
主人公、やらかすか?成功するか?と思いながら鑑賞してたのに、おお、そうですか。そうでしたか、、な展開から暴れた展開に。

バンド入会当初のカメラワークが凄かった。
怖い監督からの目線に怯えながら忙しなく動く目線が見事に表現されてると思う。
人物の写し方、ライトの当て方とかも、(わからんけど)見せたいものがわかりやすかった。
この映画の終わり方も「演奏の終わり」と共に終わる。良かった。

最近映画評論みたいな動画をよく見るから段々自分の映画の感想が分からんくなってくるな〜。
〇〇はこういうことだ!とか〇〇が正解とか、映画はエンタメで作品やから、別にこれはこういうもので良し悪しはないのでは?と思うんやけど、やっぱり「こうあるべき」「この映画はこれを表している」とか思ってしまいがち。

ある人の感想でなるほどと思った部分。 
先生は最後の場面で自分の音楽を捨て、憎しみ、復習だけを胸に舞台に立った。これは先生が大切にしていると言葉にした音楽への思いと矛盾する。よって先生は音楽への純粋な愛はもはや持っておらず、音楽家ではなく復讐心に溢れた人間として映し出されているという感想。
全然上手く言葉にできへんけど、その人が上手く言葉にしていたからなるほどな〜と思った。

全然まだ自分の中で消化しきれてないけど、初めてこの映画を見て思ったのは、体罰、罵倒には意味があるのか。
部活において強い弱いと、教え子への攻撃は関連性があるのか?
わたしは打たれ弱いし部活も長く続けたことがないので、あまり人から罵倒された経験がない。
他人に対する暴力は決してあってはならないことは大前提で、教え子に対して強く当たる人は教えている自分の能力不足に焦って手が出る以外に、何を思っているのか。
攻撃で本当に相手にノウハウが伝わると思っているのか?
かんがえていること、わからんなって思います。次は教える側の気持ちになってこの映画を見ようかな、、
映画の中の先生はチャーリー・パーカーに憧れた故の行動やったみたいやけど。
チャーリー・パーカー、森田童子を思い出した。また聞こうっと。
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