巴里得撤

アバター:ウェイ・オブ・ウォーターの巴里得撤のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1作目を未見のまま鑑賞するという荒技。
そのおかげもあって、映像美に圧倒された。

特に「くじら」。いっしょに泳ぎたい。そして、終盤の暴れっぷりは、怪獣映画に通じる痛快さ。「くじら」最高。持つべきものは「くじら」友。

しかし、ストーリーは、よく言えば普遍的、ぶっちゃけて言うと陳腐、ベタすぎ。優秀な長男に問題児の次男、悩みを抱えた長女に、天真爛漫な次女、そして、パターナリズムの権化のような父親と感情的な母親。彼らが織り成すドラマは予想の範疇を出ない。

子供たちは、父親の言いつけなんて、守るつもりなし。で、それがトラブルを招くという、よくある展開。

宿敵との対決も(まぁ、1作目観てないからってのもあるけど)なんか、ダラダラした感じで、スカッとしない。

「くじら」を見習ってほしい。

観てる間は夢中だったけど、終わってみると、192分も必要なかった気もする。

あと、スパイダーが不憫。禍根を残したかも。
巴里得撤

巴里得撤