このレビューはネタバレを含みます
父親の殺人を疑う娘の話。
主人公は気の良い親父と父親想いの娘。
娘が26才にしては父親にベタベタし過ぎな気もするが、とにかくソン・イェジンが可愛い。
彼女を愛でるだけでも、見る価値のある作品ではないだろうか。
物語的には、そんな仲良し親子に殺人の疑惑が浮上。
父親を愛する気持ちと疑う気持ちで、葛藤する娘の姿が描かれる。
この手の話で肝心なのは、オチの部分。
バッドエンドにしろ、ハッピーエンドにしろ、葛藤した分だけ「なるほど!」と感心させて欲しかったのだが、本作のオチはよく分からなかった。
後で調べて理解したが、父親が娘とハン・チェジンの2人を誘拐しているのが紛らわしい。
この2人がどうも頭の中でゴッチャになってしまった。
父親が金目当てでハン・チェジンを誘拐しているのも味気ないし、どうせなら娘の実の両親も劇中に登場させた方が良かったのではないだろうか。
そんなわけで、映画としてはイマイチだったが、個人的にはソン・イェジンを知れただけでも満足。
今後は彼女の作品もチェックしていきたいなと思う。