Stroszek

ブリッジ・オブ・スパイのStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

2015年。1957年、冷戦中の米ソが西ベルリンと東ベルリンを結ぶグリーニッケ橋でスパイ交換を行った実話に基づく。ソ連側のスパイ、ルドルフ・アベルを演じたマーク・ライランスの、ガラス玉のように澄んでいながらある種の空虚さを感じさせる瞳と、"Would it help?"の台詞が印象に残る。パルチザンに叩きのめされながら何度でも立ち上がった"standing man"や、アベルが同胞に抱きしめられるか橋で仁王立ちしたまま見守るジムの姿は、その優しさと不撓不屈ぶりにおいて、浦沢直樹漫画の主人公を彷彿とさせる。
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