イチロヲ

女バトルコップのイチロヲのレビュー・感想・評価

女バトルコップ(1990年製作の映画)
3.0
凶悪なテロ組織により重症を負わされた女性(中村あずさ)が、ロボット工学を推進する恋人の手により、戦闘型サイボーグへと変身する。Vシネ隆盛期に製作された、東映特撮ヒーロー路線。

「ロボコップ」の安直な模倣と「ロボに成り切れていないロボ演技」に笑いを誘われるが、「メタルヒーローシリーズ」のスタッフが関わっており、適度な「オトナの演出」も含まれているため、子供時代のノスタルジーが湧き上がってくる。

悪役側では、かつてVシネマで八面六臂の活躍を見せていた松田優が、鉄骨や重機を遠隔操作させる、ガテン系の念力オヤジを熱演。また、女性構成員の役柄で、インド系の顔立ちが際立ってきた頃の真理アンヌ(四十路)も登場する。

大人になってから鑑賞すると、「戦闘用以外の用途としても人体改造されているのではないか?」というゲスな勘繰りをしてしまうが、そこは胸のうちにそっと閉じ込めておくべし。
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