FATMAX夜食のデブロード

フェイク シティ ある男のルールのFATMAX夜食のデブロードのレビュー・感想・評価

3.9
既視感で言うなら《良くある話》であり、やたらとヒネりが効いた物語でも異常な程ハイテンションなアクション映画でもない。

演出にコメディ要素は無く《 オス♂》感が強い。

ソレもそのはず、監督がデヴィッド・エアーである。
好きな人はトコトン好きになれる話だと思う。


当然、ワシは大好物である!


荒っぽいが、だからこそ骨太と言える全編通して惚れている作品。

万人向けではない=ターゲットに刺されば良い という考え方も決して否定出来るモノではない。
(収益が大事というなら話は違うだろうが)

そういう意味で言えば充分に応えてくれている良作だ。


公開時はもう9mm弾が主流な時代になっているが、主人公が使用するのは45acpのM1911。
ガバメントモデルが作風に似合っている。

乗り回す車はダッジ・チャージャー。
武骨な刑事モノにアメリカン・マッスルカーは良く似合う。

ぶっちゃけた話、

『 もうルックで既に合格!!』

作品は派手じゃないが、銃のマズルフラッシュ(発火炎)は派手なのも合格!!!ww



公開時に劇場で観る事は叶わなかったが、レンタル開始以来 何度もリピートしている。


当時は気にかけていなかったが役者も今では名の知れた人が出ている。

クリス・エヴァンス、ナオミ・ハリス、コモン、テリー・クルーズ、中々のキャストだ。


主演がキアヌでも【ジョン・ウィック】シリーズとは方向性が違う。
好みはあって当然だが単純に比べるモノでもないだろう。

コレはハードな世界を楽しむ漢(おとこ)のドラマだ。



実はFOXサーチライト(現サーチライト・ピクチャーズ)作品。

ワシ的にサーチライトで1番好きな映画だ。

元々インディペンデント色は強いが昔はアラカルトに富んでいた。
今は信者も多いが、最近こういう作品はあまり見なくなった気がする。
(ってか こういう作品自体が中規模で作れない時代って事か…)