カノン

エレファント・ソングのカノンのレビュー・感想・評価

エレファント・ソング(2014年製作の映画)
3.5
『エレファント・ソング』試写鑑賞。
ずっとささくれが気になって気になって仕方のないような進行。

グザヴィエ・ドランは確かにやりたい役であろうよ!
そして、ドランに注目されがちだと思うけど、ブルース・グリーンウッドの受け止める度量あってこその思い切りと感じた。
その甘いマスクに落ち着いた声、見え隠れする、かき乱され、危うい心、わかりやすい演技で、奔放で計算高いドランとの会話劇を編上げてゆく。
脇を固めるキャサリン・キーナーにも唸る。

会話劇…演劇のような映画だったのが、第一印象だけど、遅れ馳せながら、公式HPにて原作脚本をを確認して、元々戯曲で演劇上演されていた旨を知り納得。

画面の絵面、切り替え、カメラワーク、ラストまで、元が演劇である旨を心得ておくと、鑑賞のヒントや助けになるのでは。
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