花梛

ブエノスアイレスの殺人の花梛のレビュー・感想・評価

ブエノスアイレスの殺人(2014年製作の映画)
3.4
最初のシーンで犯人が分かっているので定義的にはサスペンスかな。
そしてオムファタルもの。何を描きたかったのかがちょっとボンヤリしてて、えぇ?これで終わり?という呆気なさがあるけど、自分でも気付いていなかったであろう同性に対するゆらぎを引きずり出されてしまった中年男の哀れさが癖になる。
チリ・ダノンがまた父譲りの色気全開で若いのに末恐ろしい。
風と木の詩みたいな風情がある。
花梛

花梛