レアリテ男爵

北の国から'87初恋のレアリテ男爵のネタバレレビュー・内容・結末

北の国から'87初恋(1987年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

今作のタイトル『初恋』は、勿論、主人公黒板親子の中の、黒板純に照準を合わせたものに違いないが、こう何度も何度も観てくると、そうか、相手の大里れい(横山めぐみさん)にとっても、きっとそうだろぅ、初恋に決まってる、そうでなくっちゃ〜なんて、勝手に意固地に想う。😅

この話の中の純が、割と僕は好きなのは、まずはペンチとあだ名される程の分解魔で、それだけでワクワクするからだ!好奇心と探究心が溢れ過ぎてて没頭してしまうなんて、最高じゃんね!😉 、、、そしてヒロスケとチンタが今回程大事大事と想う回はない位、ストーリーに欠かせない。

レイとデート中の狭い川べりの斜面の草むらから、ヒロスケとチンタが滑り落ちてきて、純たちと目が合うシーンは、毎回ウケる。笑

後半のXmasの馬そりに乗る3人のサンタ姿も、絵になる。、、、そんな彼らが大里家の夜逃げの玄関の貼り紙第一発見者ってとこが、天才過ぎて、あぜんとなる!(゚o゚;;

『北の国から』全話を繰り返し観てきても、これまでレイちゃんに僕はあんまり異性としての魅力を感じた事がない。理屈じゃなくタイプじゃないんだろうか⁈笑、、、いやいややはりジックリ観てなかったんだなと、今回反省した。。

"ヘナマズルイ"キャラクターとしては、正吉の爺ちゃんが代表格だが、次にヘナマズルイのはレイちゃんの親父である。母親は少し画面に登場しただけで、そうこうしてるうちに悲惨な事故、、、家族でやる農家にとって一番キツい事故だ!、、、そう、レイちゃんは相当傷ついていたのだ!! 前半のダンスの稽古や純をリードしてる位のデートぶりで、もうお腹いっぱいで、、これまで考えなかった。

レイちゃんは不幸のどん底もいいところまで落ちていた。、、、それに気づいてクライマックス雪の中を純と歩いて会話するシーンを観てみると、真っ白な手袋を純のほっぺに当てて、過激な純との未来のデート計画を口にしてるのが、今回は優しく観れたんだ!僕は物凄く注視して観た!笑、、、純のほっぺに当てる直前のシグサだ!わわ、暖かい空気を口から自分の両手に溜めて、そのあったまった手袋を当てたのだ!、、、優しいやん!コレ!
母親を亡くし家族の暖かみを喪失した彼女が、最大に愛おしい純をあっためようとしてるのだ!雪も猛烈に降り注いでる中のそのシーンは、大里れいを僕が、今さらながら初めて愛した場面です。(何十回目やねん!おっそぉ〜‼︎ と自分にツッコミ。)

今作もクライマックスにはキラキラなシーンのオンパレードで、参ります!↓↓↓

五郎をつきとばす純、飛び出した純を追っかけ追いつき悟す草太、戻って謝る純、見守る蛍、、Xmasの夜、純の行き先を察知して納屋に向かう蛍、蛍が純を叱るセリフ、卒業式のあとのトラックに乗って出発のところで全速力で走り「レイちゃんの居場所分かったら教えるから〜‼︎」と叫ぶ蛍。そしてなんといっても古尾谷雅人さんのトラック運転手の言葉!当然泥がヘリに絶妙についたピン札二枚も!✨

およそタイトルからは想像もつかないヘビーなヒリヒリの連続の今作も、文句なし珠玉の一つである!💎