レアリテ男爵

北の国から'95秘密のレアリテ男爵のレビュー・感想・評価

北の国から'95秘密(1995年製作の映画)
5.0
北の国からシリーズはドラマから長編モノにいたるまでの、全てがおさめられているコンプリートBOXを所有しているので、人生の中でいつでも気が向けば観られる。勿論これまで観た回数もとんでもない程なのは間違いない!

このレビューをつくるにあたり、ドラマや映画などの垣根を唯一度外視にしてまで、どうしても『’95秘密』だけは痕跡を残しておきたい、との想いをココに。

食わず嫌いもはなはだしい程、昔僕はこのシリーズを知りもしないのに、敬遠していた。前妻は少しは好きって感じのドラマだったから、余計に意地でもショーもないもんに違いない!(笑)、、、などと芳しくない夫婦仲も後押しして観てなかった。そんなおそらく1995年のある日だったろう、、無駄にワザと遅く帰宅する習慣だったサラリーマンの僕は、なんの気無しに、録ってあったこの作品を、ソレはソレはナメた態度で深夜一人で観はじめた。💦

、、、酒でも呑んで、多分なんか食いながら観てたんじゃないのかな、俺、、そんな俺が、いや僕が、、、開始早々に引き込まれとるやん!!、、、なんだなんだ、何が起きてるんだ!自分に!、、、前編後編になってる長尺のこの作品の世界にドップリはまって、涙はでるわ、笑いもするわ、自分の倫理観や正義までもが揺さぶられまくるわ、、これを観た瞬間から僕は黒板五郎の息子と化しました!

僕はホントに本当に日本人が、日本が嫌いだった!子供時代からそれはそれは自分を嫌いな分量と同等に巨大だった!、、、そんな僕が少しは自分を許し認め、日本に産まれたコトに感謝すら出来るようにしてくれた、数少ないドラマ、、、それがこの「北の国から」であり、僕のBibleなんです!、、、しかもオキテ破りの『‘95秘密』から入ったのが正解だったかもしれない!

当時どハマりしてからは、前妻の白い目をよそに片っ端からレンタルしまくりシリーズを最初から順に次々と観て深夜を過ごすのが連日続いた。
、、、やがて僕は当時の家族と別れ、今の妻と人生を歩む選択をした僕は、お台場フジテレビの丸い建物の中で店頭販売されていたコンプリートBOXを妻と買いにいき、やがてついには富良野まで行き、北の国から名所巡りをして、ドラマを観まくってた僕は北の国からスポット案内にけして載っていない、重要なドラマの撮影現場を2箇所も自力でレンタカーで奇跡的にも探し当てたもんだから、妻は心底ビックリしていた!(笑)、、、これはマジに純や蛍や正吉やシュウちゃんに自慢したい位だ!

僕が日本人である事の唯一の誇りの原点といっても大袈裟ではない!

そんな北の国からバカの僕ですが、もしもここまで読んで、そんなにゆうなら、その辛気臭そうなドラマを、とりあえず秘密っちゅーやつだけでも、観てやるか、なんて一人でも想ってくれたら、涙出る程嬉しいけど。。

追伸:この作品のなかの宮沢りえさんと中嶋朋子さんは、素晴らし過ぎます!!