クロフネ

ズートピアのクロフネのレビュー・感想・評価

ズートピア(2016年製作の映画)
4.6
字幕版&3D吹替で鑑賞。
まず驚かせられるのはCGのクオリティ。
動物の毛並みや水滴、植物はもちろん、主人公ジュディの警察バッチのメッキ感が凄かった。
動物の肉食と草食の境界が無くなっている世界"ズートピア"でそれぞれの動物が持っている無意識の"差別"や"決めつけ"などがテーマになっている。
その上で主人公をウサギとキツネにしてるのは上手いと思った。ウサギが他の動物から「かわいい」と言われたくなかったり、キツネ=詐欺師と扱われるなど、多国籍国アメリカ独自の問題を取り上げていた。
他に上手だなと思えたのがタイトルが"ズートピア"だけに犬、猫などのペット系の動物が少なかったこと。豚はいたが、人間と関わりの深い動物を外してあるから動物の楽園"ズートピア"の世界感を受け入れやすくなっている。
その他、ゴッドファーザーを部屋や喋り方、小指で頬をかく様、結婚式、ダンス、家族写真など、ここまでやるか、と言わんばかりのオマージュも笑えた。
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