クロフネ

ゴジラvsコングのクロフネのレビュー・感想・評価

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)
3.8
2D字幕版で鑑賞。
 ゴジラが都市を襲い各国から悪とされる中に、その原因究明に走るマディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)達とモナーク施設に収容していたコングを頼りに地下空洞を捜索するネイサン・リンド(アレクサンダー・スカルスガルド)達。

 ストーリーは主にコングの故郷・地下空洞世界の捜索を軸にしている。
 今作でゴジラ、コングどちらにも共通しているのは各々を信頼しているのは子どもであるという点。ゴジラにはマディソン、コングにはモナークの人類言語学者・アイリーン・アンドリューズ(レベッカ・ホール)の養娘・ジア。
 正直、ゴジラ側・コング側にも子ども要素が欲しかった様子だが、どちらにも同行する理由は一応あるが、映画的に必然性はあまり感じなかった。特にゴジラ側のマディソンや父親のマークは前作からの続投というだけと感じた。
それに対して、ゴジラやコングのアクションはこれまでのモンスターバース作品の中でも一番躍動感があった。海上、水中、地下、都市と様々な場所でゴジラとコングの戦う姿を見せてくれたので、それだけでも監督の怪獣愛は十分に感じ取れた。
 
 前作のKOMから見られたが、今作で地球での科学力がかなり上がってSFレベルが急に強くなっいたので、リアリティの置き所がかなり不明瞭になってしまったので、これからのバランスのとり方が難しそう。
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