試写会にて鑑賞。
フランスのマルセイユに留学中の娘が殺人罪で刑務所へ収容され、無実を主張を証明しようと異国の地で奮闘する父親の話。
あらすじだけだと、『96時間』みたいなものかと思っていたが全然違うものだった。
主人公のビルはオクラホマ州のスティルウォーター出身で典型的なリバタリアンで、マルセイユで彼を支えるヴァルジニーは都会育ちらしくリベラル。
その姿勢がストーリーにも活かされていて、劇中では2019年という設定だからトランプ政権についても触れられているから、そこが印象的だった。
「スポットライト」のトム・マッカーシー監督らしく骨太な作品になっていて、そこにマット・デイモンのリバタリアン演技も加わって、面白かった。