Kuuta

ズートピアのKuutaのネタバレレビュー・内容・結末

ズートピア(2016年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

並のエンタメ作品とは格が違うという前提に立ちつつも、パーフェクトな大傑作とまでは…。鑑賞中にはっきり感じた不満点2つ。

警察バディものとしてのアクション不足(良かったのはネズミの街の追いかけっこくらい)。冒険活劇として物足りない。

終盤の展開。善良と思い込んでいる人にすら無意識で刷り込まれた差別感覚が一番の問題、というメッセージは至極真っ当だと思うが、ジュディとニックの個別的な関係修復がズートピア全体の繁栄に繋がり、1人の黒幕に全責任を負わせる流れが性急過ぎて腑に落ちなかった。問いと答えがズレてる感じ。

ステレオタイプを生む側だったディズニーがついにここまで来た、という意味で重要な作品だとは思うものの、もう一つ自分の中では突き抜けるものがなかった。65点。
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