ディズニープリンセスが島崩壊の危機を救うために海を冒険+恋をしないという新鮮さを生み出した作品。この作風の継承は後の『ラーヤと龍の王国』でも行われている且つ島長の娘というプリンセスらしさもしっかり残していたのが良い。
ディズニープリンセスあるあると思っている「王女らしい気品」と「城の縛り」に葛藤する場面も多々あるし、マウイという登場人物に王女様とからかわれる始末。これは凄く良かった。
あとは歌が良かった。箱入り娘と島への縛りを解き放つ『♪どこまでも〜How Far I'll Go〜』がついつい口ずさみたくなる曲調と伝えたい想いの歌詞が沁みました。
あとは今回の題材である「海」の表現の相反性が良く、美しく見えるところでは「気持ちよさそうだなあ」と暗く荒々しい波打つ場面では「恐ろしい」と印象付けさせる演出の巧みさが窺えた。
海で泳ぎたくなったなあ。もう秋だけど