「え? なぜにこの人、一般人なのにこんな危険な事引き受けるの?」というより、ロシアンマフィアとMI6がズブの素人にここまで頼る訳ないだろ!的な作品。
ジョン・ル・カレの原作だそうで、古いから当時はロシアンマフィアの怖さが一般イギリス人に浸透してなかったのかしら?と思ったが、これ、2010年の作品なんですね。
だったら、最近の作品だし、そんな訳ないよね。
主人公ペリーの正義感を見せるんだったら、MI6の人に「君の書いた書籍を読んだが、正義感が強いんだね」と最後の方で台詞で言わせるのではなく、
冒頭の部分でそれらしいエピソードを入れとかないとダメだったと思う。
これが日本人だったら、人が良くて、ここまで巻き込まれちゃう人も居そうな気もするけど、昨今の欧米人で、幾らうん十万の高いワインを奢られたからって、
ここまでする人はおらんやろう、というのが最初から最後まで拭えませんでした。