らんらん

舞妓はんのらんらんのレビュー・感想・評価

舞妓はん(1963年製作の映画)
2.5
京都祇園で育った倍賞千恵子は人気の舞妓はん
その器量の良さもさることながら舞いに関しても評判で、本人も舞に一生をかけていた
そんな倍賞千恵子は橋幸夫と8年ぶりに再会(小学校以来)
橋幸夫はかつては流しの歌手をしていたのだが、今は亡き父の跡を継ぐべく志村喬の元で板前修行中
2人はお互いの健闘を誓い合い、出会いを重ねるうち親しくなるのだが、周りは交際に反対、逆に燃え上がる2人
そんな状況の中、倍賞千恵子が東京の踊りの家元さんに認められ縁談話が進む、、、

正直あんまり面白くない、なんか安っぽい
倍賞千恵子のかわいらしさでなんとか見終えたって感じ
倍賞千恵子は私のどこがいいのかわからないけどとか言ってましたが
いやいや、、、橋幸夫のほうがどこがいいのかわからんですよ
喧嘩っ早いチンピラでいろんなとこに迷惑かけてる上、生活能力もない

そりゃよく知らない好きでもない縁談相手と結婚ってのもつらいだろうけど
とにかく誰もが憧れる玉の輿出世、みんなが祝福してくれる、周りへの義理もたつしいいことだらけ

なんだけど本人は好きって気持ちが大事で、抵抗するんですよね
義母浪花千栄子や祇園関係者によって外堀を固められちゃうのもあって、その反発から意地になってるところもあるのかも

ということで個人的には倍賞千恵子&橋幸夫が駆け落ちとかそんなんで結ばれるラストは勘弁してほしいと思ってたから、そうならないでほっとした

ほとんど倍賞千恵子&橋幸夫によるアイドル映画に近いと思う
他の出演者では浪花千栄子と志村喬が出てるくらいで、他は誰も知らない地味ーな感じ

京都祇園の舞妓を舞台にしたお話なのにあまり情緒を感じない点もいまいち
たぶん監督の演出がいまいちなんだろうと思う、なんか松竹っぽくないなー

ということで倍賞千恵子や橋幸夫ファンでない限りあまり見る価値はないと思います
まあ心配しなくてもこんな昔のマイナーな映画見ようとする人もレアだろうけどー
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