セガール幹事長代理

チャッピーのセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

チャッピー(2015年製作の映画)
3.5
この腐敗した世界に産み落とされたゴッドチャイルドが四苦八苦する話。

人工知能(チャッピー)が自我に目覚めた系のシンプルなストーリーですが、チャッピーの学習した情報量に彼の感情の成長が追い付いていない部分を丁寧に描こうとしていて、好感が持てました。
ねちっこい性格の自分としては、『怖い』『悲しい』『痛い』といった感情を学習するまでのプロセスをもうちょっと理屈っぽく説明してほしかったが概ね満足である。

【問】
公園で3人の男の子が遊んでいます。男の子の1人が友達の女の子2人が歩いているのを見つけ、全員で遊ぶことにしました。
遊んでいるのは何人でしょう。

【答】
わかりません。
女の子は遊びたがっているとは限らないから。

算数のテストでこう答えた小学生をテーマに『思慮深い子供は数字が苦手』みたいな文章を書いたことがあるんですが、感情の成長が早すぎても、それはそれで可愛くねえなって思いました。
男だ女だの前に遊んであげるっていう上から目線、よくないなって思いました。

私は何の話をしてるのでしょうか。