このレビューはネタバレを含みます
あまり期待せずに行ったからか、とても感動した。特に社会とは何か考えている自分にはとても刺さった。
ウッディがボニーのところに帰らないという選択に日本では賛否が分かれているのに対して、アメリカでは高評価なのには驚いた。
ボニーに遊ばれなくなったウッディが、自らボニーの元を離れるのはおもちゃが子供が大きくなるまで側にいなくてはいけないというレールを自ら外れ、また子供達に必要とされるまで、想い人のボーと一緒にいるという選択をしたのは良いエンディングだったと思う。
また、過去作のヴィランはそれなりの悪行を重ねていたため、最後は罰を受けるというものだったが、今作のヴィランは子供達から愛されたいという欲求から、悪事をするが、途中観客の同情を誘うシーンがあり、最後は彼女と似た子供に拾われ、救われるのは新鮮であった。
ただ、これまでの個性的なキャラクター(ジェシー、レックス、ポテトヘッド夫妻など)の登場回数はあまり多くないのでそこは減点した。
話は冒頭に戻るが、日米の評価の差はレールの上を歩くのを良しとする文化の日本と、個人主義のアメリカとの違いだろうか?