映像は文句なしに素晴らしい、が...
いかんせん説教臭いなー。
まず3DCGに関しては「ライオンキング」や「ジェミニマン」でもわかる通り、行くところまで行っている。
だからそこまで驚くべき事ではないかもしれないんだけど、それでもOPの雨の表現やバターカップのベロア地の質感は驚嘆した。
ストーリーの方は、まあ、賛否あるだろうなという印象。
まず構図として、
求められる＝ウッディ
求める＝ボー
従う＝バズ
というように読み取れる。
フォーキーはハンディキャップやジェンダーの多様性のモチーフだと思う。
物語の中ではどの生き方も否定はせず、お互い認め合っていることから、うまい落とし所だと思うんだけども。けども。
バズが...
重要なシーンでウッディが悟りを開くきっかけになるバズ自身が、モラトリアム真っ只中っていうね。
いや、多分悟ってはいるんだけど、劇中での描写が薄すぎてっていうのがあるかもしれない。
フォーキーに関しては、まあ蛇足でしょう。
なくても成立する要素だけど、昨今のディズニーの方向性的に入れないとまずい要素。
所謂ポリコレ。
今作のボーのキャラクターもそう。
ボーのキャラクター性も説教臭さに拍車をかけてる要素だよね。
トイストーリーは好きだけど、この作品に関してはもうリピートしないかなあ。
