KUMA

アナと雪の女王2のKUMAのレビュー・感想・評価

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
4.5
ディズニースタジオの続編ものって好きな作品が全然ないんですよ。
ディズニーピクサーはチラホラあるけど。
ただ、今作に限ってはまじで最高だった!
続編として完璧なんじゃなかろうか。

とりあえず音楽。
観賞中はあんまり刺さらなかったけど、エンドクレジットバージョンが!
P!ATDに、Weezer!
まじで最高かよ、と。
完全におれ得。
サントラ買います。

さてストーリーの方なんですが。
冒頭から、物事は変わっていくんだよっていうことを強調されて、一抹の不安を覚える。
大丈夫かな、変な方向に進むんじゃねえの、と。
話が進むにつれて、その不安が期待感にどんどんと変わっていく。
なぜかというと、変わっていく様子が前作と対比させながら丁寧に描かれるから。
そう!
アナと雪の女王は、続編が作られた人気作ではなく、1・2合わせて1つの作品になっているのよ!

もちろんマーケティングとか色々あって、続編はあとから出てきた企画かもしれないけど、前作を丁寧に料理して、うまく今作に繋げてる!
それだけでなく、冒頭から「変わる」と告げられているように、アナ・エルサ・クリストフの関係が大きく変わっていく。

この変化の過程に対比の構図が生きてくるんだけど、それだけでなく、前作で起こった決断やイデオロギーを強く肯定もしていると感じた。
大人は甘いだけじゃダメなんだよと、辛いこと苦しいことも味わわないとね、と。

いやー。
語ろうと思えばいくらでも語れるな。これ。
とりあえずもう一度前作を観て、改めて観に行こうと思います。
KUMA

KUMA