びーる

ナイトクローラーのびーるのレビュー・感想・評価

ナイトクローラー(2014年製作の映画)
4.3
事故現場の撮影に取り憑かれた狂人を描いた作品「ナイトクローラー」
利益と名声だけを求め、道徳心が欠落しているカメラマンです。しかし社会に出る上で否定出来ない、ましてやお手本にしたい行動も多々あり勉強になりました。

自分の売り込み方や熱心な研究などビジネスパーソンに必要なものが何かを教えてくれます。しかし、彼は一切の感情を排して行動しているようにしか見えなく、何かが完全に憑依しているように見えました。

その点、ジェイク・ギレンホールはかなりのハマり役であったと感じます。痩けた頬や何かをマジマジと見つめる目など、狂気を孕んだ表情がこの作品の雰囲気をより濃く仕上げています。

腕時計やクルマにこだわるなど、自分の資産として扱うことも社会で生きる上で大切なことです。
今作のカメラマンは常軌を逸した行動をしていますが、全てを否定することが出来ません。勉強にヒステリー映画でした!
びーる

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