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ワイルド・スピード SKY MISSIONのHIROのレビュー・感想・評価

4.8
オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)率いる国際犯罪組織を倒し平穏な毎日を送っていたドミニク(ヴィン・ディーゼル)達の前に、オーウェンの兄デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が弟の仇を討つべく現われるお話。

夢を観ているような139分間でした♪( ´▽`)

ヴィン・ディーゼル、ロック様、ジェイソン・ステイサムの3人が共演というだけですでに4.5点が確立されている作品。
待ちに待ったハゲ祭りの開催ということで何が何でも観に行くことを自分に義務付けていたんですよね♪( ´▽`)
この3人の男は誰でも憧れる存在であり、筋肉と筋肉がぶつかり合う本作はまさに現代のバイブルと言っても過言ではないんじゃないですかね(・`ω・)(押し付けがましい文章)

序盤からいきなり熱くなるロック様とジェイソン・ステイサムの肉弾戦。
もうこれが本当に完璧なんですよね。
ロック様の重量感溢れる技とジェイソン・ステイサムのキレキレで流れるような技の応酬はもはや何がどうなっているか分からないくらいに壮絶かつ絶妙なんですよね。
普通はロック様の一人勝ちのようなもんなんですが、ジェイソン・ステイサムくらいになるとロック様と互角に渡り合ったとしてもなんら不思議ではない圧倒的な説得力があるんですよね。
もうこのシーンだけでも満足であり、もうこの世になんの未練もないからいつ死んでも悔いはないなと思ったほど。

そしてその後も息もつかせぬようなアクションの連続。
パラシュートを付けた車が上空から降り立ったり、高層ビルから車を走らせて隣のビルに飛び移ったり。
もうとにかくやってることはいい意味でアホ過ぎるんですが、終始笑顔でいられるんですよね(≧∇≦)

監督が変わってしまったとはいえ、しっかり出演者達に見せ場を作ってくれてるから、監督の作品への愛情をひしひしと感じることができましたよ。
ジェームズ・ワンは心から信用できる男であり、僕はもう彼に足を向けて寝ることはできないわけですよ(´Д` )

ジェイソン・ステイサムはただの悪役ではなくて、しっかり主役としての存在感を発揮してくれているんですよね。
ヴィン・ディーゼルと同等の扱いというか、ジェイソン・ステイサムのファンとしてはこういう演出は泣くほど嬉しかったですね(T ^ T)

そしてミシェル・ロドリゲスとロンダ・ラウジーのキャットファイトもじっくり見せてくれたりしてね。
もうここまで徹底してくれるなんて本当に感激ですよ(^o^)

終盤での「神の目」という監視システム+ドローンと車のチェイスシーンはもう最高でしたね。
街を巻き込んでの対決はもはや戦争。
彼らが走った後は瓦礫しか残らないんじゃないかと思ってしまうほどビルや橋を破壊してくれるんですよね。

ロック様が「仕事だ!」と言って腕に力を入れただけでギブスをコナゴナにするシーンはニヤニヤが止まりませんでしたよ♪( ´▽`)
巨大なガトリング砲をぶっ放しながら突き進んで行くロック様の姿はあまりにも興奮しすぎて意識が朦朧としてましたね。
もしこのシーンがもう少し長ければ僕はもう余裕で息を引き取ることになり、上映後死体として発見されるものの、その表情は安らかかつ恍惚な笑顔を浮かべていたことでしょう。

ヴィン・ディーゼルとジェイソン・ステイサムの重厚感爆発の肉弾戦も良かったですね。
武器を使わずにあくまでも素手で闘うことを貫く彼らの姿には圧倒されつつも見惚れてしまいましたよ(^ω^)

主人公の1人であるブライアンを演じたポール・ウォーカー。
彼が亡くなったことでどうなるかと思ったけど、素晴らしい物語に仕上がっていました。
永遠を誓った仲間とは言えいつかはやって来る別れ。
要所要所でブライアンとの別れを仄めかすくだりがあるんですよね。
なんと言うかブライアンの言葉のひとつひとつに何となく重みを感じるというか。
ああ、これで最後なんだなぁと悲しくなって来るんですよね。
ラストに関してはあれは本当にズルいです。ああいう演出をされてしまうと泣かざるを得ないですよね。
最後のポール・ウォーカーの笑顔は彼が亡くなっていることを知ってるからということと恐らくCGで処理されているであろうということが相まって、何だか死後の世界から語り掛けているような気になってしまうんですよね。
さよならなんて言いたくない。
違う道を進み、たとえ2度と会うことがないとしても誰も彼の勇姿を忘れることはないでしょう。

興奮と感動を同時に与えてくれる全てにおいて完璧な作品。
ここまで観客を惹きつけ楽しませてくれるシリーズはなかなかないですよ。
監督をはじめ出演者達、特にポール・ウォーカーに感謝と賛辞を贈りたい作品でした。



2015-50
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