これ大好物。
"恵まれし子らの学園」を、バートン流に作るとこうなる。
ホラ吹き爺さんの話を追っていったらホントだった！というのは私的バートンのベスト「ビッグ・フィッシュ」を思わせるし、ハリーハウゼンへのリスペクトを含め彼の好きなもん全部入り。
24時間の無限ループの中で生きるミュータントの子供たちを、彼らを狙う悪漢から守る筋立てに、ある能力を持った主人公が自分の居場所を見つける成長物語を組み合わせる骨子はシンプル。
だがこれは時間SFの要素もあるので、ディテールは少しややこしい。
もっとも、パラドックスの部分はかなり強引だけど、世界観がファンタジーよりなので余り気にはならない。
子供たちの能力もそれぞれ生かされてて、双子の一発芸には笑った。
「トイ・ストーリー」のシドみたいなことはやってた奴もいたなw
ただ結構描写が容赦無いので、あんまり小さい子が観るとトラウマもんかも。
ところで爆弾が落ちる瞬間に時間を巻き戻し、永遠の無限ループを生きるって設定は萩尾望都の「金曜の夜の集会」と酷似してる。
まあ、あっちは1年でこっちは1日だけどね。
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