アフリカの次はインドが舞台のゾンビ映画。
良かった点。
・苦渋の選択を迫る場面
・数の暴力で迫るゾンビ
・万能ナビゲーター少年
悪かった点。
・優しいタッチのゾンビ
・主人公補正での無限弾
・主人公が明かした過去
・ハッキリしないラスト
『ゾンビ大陸/アフリカン』の製作陣。
あまり覚えていないが良作だった記憶。
当然ながら本作には多大な期待を抱く。
舞台はインドという珍しい場所。
インドが舞台のゾンビ映画です。
『インド・オブ・ザ・デッド』は良かった。
インドらしい描写とコミカルなタッチとか。
非常にバランスが良くて楽しめる作品です。
それに対して本作はイギリス映画。
主人公はアメリカ人電気技師です。
色々とゴチャゴチャしている感じ。
本作はあくまで主人公の視点が中心。
彼は恋人が待っている街へ行くだけ。
これでロード・ムービーになります。
その道中に万能ナビゲーターの少年。
道案内を買って出て一緒に行きます。
次にバディ・ムービーに変わります。
なんやかんやあって無事に街へ着く。
ここからゾンビ映画を思い出します。
登場するゾンビは昔ながらのノロノロ。
いわゆるクラシック型で遅いし優しい。
薄い板のドアさえも優しく触っている。
決して蹴破る事などしない行儀の良さ。
ただ、アゴの力は尋常じゃないです。
当たり前のように人肉を食いちぎる。
途中で主人公が迫られる厳しすぎる選択。
あれは本作で一番印象に残るほど衝撃的。
過去話さえなければ好印象あった主人公。
あの話はハッキリ言って蛇足すぎました。
おかげで主人公がクソ野郎に成り下がる。
そして、ラストの物語の締め方。
こういうタイプは好きじゃない。
あとは観ている側に任せる方法。
最後まで描くのが作り手と思う。
あれこれ考えさせる演出はダメ。
アフリカ、インドと来たら、次は南米辺りかな。