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ジャスティス・リーグのBGのレビュー・感想・評価

ジャスティス・リーグ(2017年製作の映画)
2.9
なんつーか、普通。つまらないってほどじゃないけど、面白くはない。記号の集合体に感動も興奮もするはずがないんだよな。BvsSが愛すべきポンコツだったのに対して、正直、何の愛着もわかないや。

だってさ。物語的な葛藤がなくない?つまり、ドラマがない。フラッシュやアクアマン、サイボーグには積み上げてきた背景もないわけで、だけれども仲間にならなきゃいけない。だから、みーんな台詞で喋る。友達が欲しかった、ずっと孤独だった、ってね。心底バカバカしい。邦画におけるコミック原作の駄作映画群と同じ。ティーンムービーだ。

まあ、お子様向けヒーロー映画なんですって言うなら、何にも文句ありませんよ。でも、それなら、最初からそう言ってくださいよ!前2作は何だったのさ!俺はさ。作品的にいろいろ難があるのは認めるけど、BvsSとか面白かったんだよね。アクションのカメラワークとかも良かったしさ。
なのに、何なんだよ。裏切られた想いしかないわ。クラスで浮いてたネクラオタクと友達になろうとしたら、冬休み明けにキャラ変して、更に浮いてるみたいな。俺はネクラオタクのお前が好きだったのに!もう勝手にしろ!

単体で見ても、失望が浸食していく世界、ガル様の活躍やアマゾン達のバトルシーンとか、序盤はワクワクしたよ。世界が希望を取り戻す前に、むしろ俺が失望に飲み込まれていきました。何かもう、どーでもいいかなって。ガル様も「ワンダーウーマン」ほど魅力的には描けてなかったしね。

そんなこんなで。世界が救われて良かったですねー。良かったと思いますよー。次作は、僕の心を救ってくれることを切に願う!ついでに、バットマンの中の人には、世界を救う前にしっかりと自己の行いに責任を取ってもらいたい。
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