Jin

アバウト・レイ 16歳の決断のJinのレビュー・感想・評価

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)
3.6
”彼にとってヴァギナは人生の一部ではなく何かの間違いなの”

”もし将来、ヒゲ面で言ったら?「僕の将来、間違ってた」って。”



女性の体で生まれたトランスジェンダーと、訳ありの母親の親子の物語。

エルファニングがすごい。本当に少年に見えてくるから常人じゃない。

トランスジェンダーは「心と体の性が違う」という同性愛者とはまた違った難しい題材。
それを親子の物語まで掘り下げるから、みてる側も置いてけぼりにならずにすむ。

娘(息子)の性だけでなく、母親の訳あり、同性愛者の祖母など、事情がいっぱい。
そんなに「多様性!」にしないほうが共感呼べたのにな…って思った。

ただ、それぞれキャラクターはしっかりしてて面白かった。音楽や不思議な家の作りもオシャレでよかった。
Jin

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