”彼にとってヴァギナは人生の一部ではなく何かの間違いなの”
”もし将来、ヒゲ面で言ったら?「僕の将来、間違ってた」って。”
女性の体で生まれたトランスジェンダーと、訳ありの母親の親子の物語。
エルファニングがすごい。本当に少年に見えてくるから常人じゃない。
トランスジェンダーは「心と体の性が違う」という同性愛者とはまた違った難しい題材。
それを親子の物語まで掘り下げるから、みてる側も置いてけぼりにならずにすむ。
娘(息子)の性だけでなく、母親の訳あり、同性愛者の祖母など、事情がいっぱい。
そんなに「多様性!」にしないほうが共感呼べたのにな…って思った。
ただ、それぞれキャラクターはしっかりしてて面白かった。音楽や不思議な家の作りもオシャレでよかった。