Donatello

ビリギャルのDonatelloのレビュー・感想・評価

ビリギャル(2015年製作の映画)
3.5
トウモロコシ畑を耕してたお父さんが宇宙に行って人類を救う、みたいな話が基本的に大好きですからね僕。
努力してこなかった奴をクズ呼ばわりする先生を裸で逆立ち校庭1周させる為に慶応行く話も嫌いじゃありません。
ついでに言うと、22歳の女の子が役柄の為にミニスカを履いて、実は恥じらいながら太ももを露わにしている作品、と聞けばもう観るしかありません。

タイトルが結末を表してる映画、というのはなんとなく一つオチを知る楽しみが減ってしまってる気がするんですけども、なんだかんだとまぁまぁ良かったですわねコレ。

特に何が良かったってお母さんね。
「原田知世の下位互換」だの「邪悪な原田知世」だの「原田知世より巨乳」だのと言われる、最後勝手に足したような気がしなくもない、吉田羊さんですが、なんかこう邪な自分を少し罵りたくなる凛とした佇まい。とてもいいなと。ついでに僕も抱きしめてくれよと。

名古屋弁もみなさんなかなか上手で、田中哲治さんは三重県出だからなんとなくわかるんだけども、有村架純ちゃんなんか名古屋弁とギャル語の混じった、「あー、そういう感じの会話だわー。昨日地下鉄で聞いた女子高生の会話だわー」となかなかリアル感があって、そんなんよく覚えたねと。
名古屋弁で言うと「どえりゃーよー似とるがねー」

まぁ原作読んでないんで細かい部分は知らないんですけど、実際のところはお嬢様進学校出身だったとか、実は言うほどビリじゃなかったんじゃないかとか、まぁ色々あるんでしょうが、単純にフィクションとしてみればそこそこ楽しめます。

なにより地元名古屋ロケという事で、0.5ぐらい評価を上乗せしてますけど、あくまでこちらの仕様です。
決して有村架純ちゃんの太ももに上乗せしてるわけではないのです。

まぁビリが慶応行くのも面白いんですが、そろそろパチンコやったり応援団で太鼓叩きしてた落ちこぼれサッカー選手がイタリアの名門クラブでキャプテンになるまでを描いた映画も作って欲しいですね。
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