すずき

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのすずきのレビュー・感想・評価

4.4
スタークとロジャース、我が強い二人だし、どちらもリーダーシップあるし、スタークは精神的に問題あるしで、いつかはガチ喧嘩になるとは予感したが、とうとう始まってしまったアイアンマンvsキャプテン・アメリカ!
タイトルこそ「キャプテン・アメリカ シビルウォー」だけど、「アベンジャーズ3〜アイアンマンvsキャプテン・アメリカ〜」だ。

キャップチームには、キャップの親友、ウィンターソルジャーがいろいろあったけど参戦!本作のヒロインポジションだ。
ファルコンも続投。今回はラジカセ型トランスフォーマーよろしく、小型飛行メカを射出(イジェークト!)するぞ!そーいや、あちらはコンドルって名前だったな。
更にファルコンの顔見知り、アントマンも仲間入り!小さくなってもパワーはそのまま(大きくなってもそのままとは言ってない)、都合のいい拡大縮小能力で活躍!
仲間の為なら、オフの日の家族サービスを反故にしても駆けつける熱い男・ホークアイと、多分チームの中では最強のスカーレット・ウィッチも盾チームに参戦。

アイアンマンチームには、スタークの親友・ローディーinウォーマシン、体術ではNo.1(個人の感想)ブラックウィドーが続投。
額になんか凄い石を宿したチートキャラ、ヴィジョンもアイアンマン側。今回のヴィジョンは、似合わない私服だったり、似合わない料理を作ったり、スカーレット・ウィッチの事が気になってミスしてしまったりと、人間っぽくてちょっと好感度アップ。
更に、新キャラのアフリカ某国国王でビブラニウムのスーツと鉤爪をもつブラックパンサーが初登場。
サプライズとして、軽いノリのお喋りが特徴の某学生ヒーローも鉄チームにゲスト出演!若干東映版みたいな顔つきだ!

あ、ソーは里帰り、ハルクは所在不明で今回お休みです。

以上、主だったメンバーはどれも主役級の個性で、それぞれの戦闘スタイルを生かした見せ場が全員に用意されている。アクションシーン、殺陣の素晴らしさは言わずもがな。

アイアンマンとキャップじゃ、勝負にならないと思ってたけど、今回のキャップは凄い!
ヘリコプターの離陸を力で押さえつけたり、ウィンターソルジャーとブラックパンサーとの本気鬼ごっこのシーンでは車より早かったり。…あれ、時速60km以上出てるよね?

ストーリーに関しては、キャップ前作の「ウィンターソルジャー」の方が正直良いかな?
でも、こちらも悪いわけではなくて、黒幕の目的や伏線に、おお!と感心した。
それに、こーいったヒーローvsヒーローって、黒幕や第三勢力が出てきて、結局共闘みたいになるけれど、これは最後まで単純な構図にならないのが良かった。